新年のご挨拶
社団法人 岩手県農産物改良種苗センター
理事長 田沼 征彦
新年を迎え、皆様方にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
また、日頃から当センターの事業運営につきまして、特段のご支援やご協力を頂いていることに対し厚く御礼申し上げます。
水稲の最終的な作況指数は「１０２」の平年並となり、品質的には、カメムシ被害による着色米がやや見られましたが、うるちの一等米比率が９０％を越え、全国でもトップクラスの成績であり、当センターとしては関係機関・団体と一体となって実施している産米改善の取組みが功を奏したものと考えております。
当種苗センターの本年度の運営状況を申し上げますと、まず、水稲の種子生産につきましては、種子生産者と関係農協のご協力や関係機関のご指導によりまして、需要数量を全量供給できる見込みとなっております。
また、園芸関係の種苗では、国の「果樹経営支援対策事業」に加えて「果樹未収益期間対策事業」が新たに実施されたことから、りんご苗木の改植需要が堅調であり、園芸全般でほぼ計画どおりに推移しております。
当センターは、県産農産物の市場性の向上や農家経済の安定向上に寄与できるよう、今後も優良種子種苗の安定供給に最善を尽くして参りますので、会員・関係機関各位の一層のご支援とご協力をお願いし、年頭のご挨拶と致します。